ONTAPは、FlexVolボリュームと呼ばれる論理コンテナからクライアントとホストにデータを提供します。 これらのボリュームは、含まれるアグリゲートと疎結合になっているだけなので、従来のボリュームよりも柔軟にデータを管理することができます。

1つのアグリゲートに複数のFlexVolボリュームを割り当て、それぞれを異なるアプリケーションやサービス専用にすることができます。 また、FlexVolボリュームの拡張と縮小、FlexVolボリュームの移動、FlexVolボリュームの効率的なコピーの作成が可能です。 また、qtreeを使用してFlexVolボリュームを管理しやすい単位に分割したり、クォータを使用してボリュームリソースの使用を制限することができます。

ボリュームには、NAS環境ではファイルシステムが、SAN環境ではLUNが含まれます。

ボリュームには、NAS環境ではファイルシステムが、SAN環境ではLUNが含まれています。

LUNは、SAN構成におけるストレージの基本単位です。 Windowsホストは、ストレージシステム上のLUNを仮想ディスクとして認識します。

データボリュームに加えて、いくつかの特別なボリュームについて知っておく必要があります。

  • ノードルートボリューム(通常vol0)には、ノードの構成情報とログが含まれています。
  • SVMルートボリュームは、SVMが提供するネームスペースへの入口として機能し、ネームスペースのディレクトリ情報が含まれています。
  • システムボリュームには、サービス監査ログなどの特別なメタデータが含まれています。

これらのボリュームをデータの保存に使用することはできません。

FlexGroup ボリューム

企業によっては、1 つのネームスペースがペタバイトのストレージを必要とし、FlexVol ボリュームの 100TB の容量をはるかに超える場合があります。

FlexGroupボリュームは、最大4,000億個のファイルをサポートし、200の構成メンバーボリュームが協調して、すべてのメンバーに均等に負荷とスペースの割り当てを動的にバランスさせます。

FlexGroupボリュームには、必要なメンテナンスや管理のオーバーヘッドはありません。 FlexGroupボリュームを作成し、それをNASクライアントと共有するだけです。 あとはONTAPがやってくれます。

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