重曹は重炭酸ナトリウムで、パン作りの際の膨張剤として使われるアルカリです。 冷蔵庫や冷凍庫の臭いを吸収したり、中和したりすることができるかどうかを調べるために、2つの密閉容器に同量の酸っぱい牛乳、臭いチーズ、腐った魚を入れ、片方の容器に重曹の空き箱を入れ、もう片方の容器はそのままにしておきました。 そして、サンプルを密封し、室温で一晩寝かせました。 そして、24時間後と48時間後に、重曹の箱を取り除いて、それぞれの容器の匂いを嗅いでもらいました。

ワシントンポスト紙のコラムニスト、ロバート・ウォルケ氏をはじめとする食品科学者たちは、重曹が冷蔵庫の中で消臭効果を発揮するという説を否定しています。 ウォルケ氏は、著書『アインシュタインが料理人に言ったこと2』の中で、重曹は酸を中和しますが、酸性のサワーミルクから発生するガス状の分子が冷蔵庫内を移動して重曹と相互作用する可能性は低いと書いています。

しかし、重曹を完全に否定するわけではありません。 アルカリ性の重曹は、ニオイに直接触れることで効果を発揮します。 最近、まな板についたニンニクやタマネギの臭いを消す方法をいろいろ試したところ、大さじ1杯の重曹と小さじ1杯の水を混ぜたペーストで擦るのが最も効果的であることがわかりました(2007年7月/8月号)。

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