Windows、Linux、Mac OS X、iOS、Androidで10億回近くダウンロードされているVLCメディアプレーヤーですが、VideoLan社は新たなプラットフォームを用意しました。
VLCは15年近くにわたり、多様なオーディオおよびビデオコーデックに対応していることから、メディア再生のためのソフトウェアとして世界中で知られてきました。
VLCは、H.264/MPEG-4、VP9、AAC、FLAC、WMA、Vorbis、DVD-Videoなど、ほとんどのファイル形式に対応しています。
ですから、これまで主にChrome OSのメディアプレーヤーでネイティブにサポートされている形式に限られていたChromebookのユーザーにとっては、良いニュースです。
VLC を使えば、Chromebook は、アプリ内の音楽データベースで管理されたオーディオをイコライザーやフィルター設定でストリーミングしたり、ダウンロードされたものやネットワークからストリーミングされたものを問わず、ビデオを見ることができます。
VentureBeat によると、VideoLan は Android アプリを Chrome OS に移植するために、Google の Android Runtime for Chrome (通称: ARC) を使用しました。 GoogleがARCを提供するのは、Androidに比べてタイトル数が圧倒的に少ないChrome OSに、開発者がAndroidアプリを移植することを期待してのことです。
実際、ARCは2014年9月から提供されていますが、Chromebook上で動作するAndroidアプリの数は少ないのが実情です
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