2.8 Autocorrelation

相関が2つの変数の間の線形関係の程度を測定するように、自己相関は時系列のラグ値の間の線形関係を測定します。 例えば、\(y_{t}\)と\(y_{t-1}\)との関係を表す\(r_{1}\)、\(y_{t-2}\)との関係を表すathy(r_{2}\)などがあります。

\(r_{k}\)の値は、時系列の長さを表すと次のように書くことができます。

ビール生産量データの最初の9つの自己相関係数は次の表のようになります。

\(r_1\) sexual(r_2\) sexual(r_3\) sexual(r_4\) sexual(r_5⑅)th
-0.102 -0.657 -0.060 -0.869 -0.635 -0.054 -0.832 -0.108

これらは、図2.13の9つの散布図に対応しています。 自己相関係数をプロットして、自己相関関数(ACF)を示しています。

ggAcf(beer2)
四半期ごとのビール生産量の自己相関関数です。

図2.14: 四半期ごとのビール生産量の自己相関関数

このグラフでは

  • \(r_{4}\)が他のラグに比べて高いことがわかります。
  • ″r_{2}\″は他のラグに比べて負の値を示していますが、これはピークが4四半期、トラフが4四半期であるためです。

ACFプロットにおけるトレンドと季節性

データにトレンドがある場合、時間的に近い観測値はサイズも近いため、小さなラグの自己相関は大きく正の値になる傾向があります。

データに季節性がある場合、自己相関は季節性のあるラグ (季節性の周波数の倍数) で他のラグよりも大きくなります。

データにトレンドと季節性がある場合、これらの効果が組み合わされます。 図2.15にプロットされているオーストラリアの電力需要の月次シリーズは、トレンドと季節性の両方を示しています。

aelec <- window(elec, start=1980)autoplot(aelec) + xlab("Year") + ylab("GWh")
Monthly Australian electricity demand from 1980--1995.

図2.15: Monthly Australian electricity demand from 1980-1995.

ggAcf(aelec, lag=48)
オーストラリアの月別電力需要のACF

図2.16: ACF of monthly Australian electricity demand.

ラグの増加に伴いACFが緩やかに減少しているのはトレンドによるもので、「帆立貝」のような形状は季節性によるものです。

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