プロもアマチュアも大好きな「風景写真」。
そこには、四季折々の美しさとドラマ性に満ちた自然の風景が広がっています。
奥行きを出す
風景写真を撮るときには、画像のさまざまな要素にピントを合わせて、奥行き感を出すようにしましょう。
そのためには、F16~F22の小さな絞りを使うと、前景も後景もシャープに写ります。 絞りを小さくすると、レンズに入る光の量が少なくなるので、カメラを三脚に固定してください(手ぶれ防止のため)。
広角レンズを使う
広角レンズは、より広い範囲を写すことができるため、広い空間を感じさせることができるので、風景写真には適しています。
また、被写界深度が深くなる傾向があり、光を多く取り込めるため、速いシャッタースピードで撮影することができます。
また、F16で撮影すると、前景も後景もシャープになります。
写真用フィルターを使う
最高の画像を得るために、風景写真には2つのフィルターを活用することができます。
偏光フィルターは、空を暗くすることで、雲の白さと対照的な青さを引き出します。
ND(Neutral Density)フィルターは、カメラに光が入りすぎるのを防ぎます。
ND(Neutral Density)フィルターは、カメラに光が入りすぎないようにするもので、明るい日にスローシャッターが切れないときなどに有効です(空や水の動きを撮影したい場合など)。
動きをとらえる
動く水を扱う場合、長時間露光を選択することで、見事な白い水の効果を生み出すことができます。
TVモードやS(シャッタースピード優先)モードで、2秒以上の露出を選ぶのも一つの方法です。
明るい日中に撮影する場合は、NDフィルターを使用してカメラに当たる光の量を減らし、より長い時間シャッターを切ることができます。
この種の撮影では、画像の他の部分をシャープに保つために、常に三脚を使用する必要があります。
水を鏡のように使う
落ち着いた光の中の水は、美しい効果と反射を生み出します。
このような写真を撮るには、日の出の最初の1時間と日没の最後の1時間という2つの「ゴールデンタイム」が最適です。 カメラを三脚に固定し、モードダイヤルをTVまたはS(シャッタースピード優先)モードに設定します。
シャープな画像を得るのに苦労したら、ISO 125が良いスタート地点ですが、ISOを上げることができます。
人を撮る
風景は自然だけではなく、人も入れてみませんか?
美しい風景には、かわいい子供や、花の中を走ったり飛び跳ねたりする美しい女の子がいます。
三分の一の法則を意識して、人物を中心から外れた位置に配置することで、面白さが生まれます。
シャッタースピードは、動きを止めたい場合は速いものを、動きを撮りたい場合は遅いものを選びましょう。
3分の1で構える
3分の1の法則とは、4本の線をイメージして、横に2本、縦に2本並べて9つの均等な正方形を作ることです。
中央の正方形にピントを合わせた方が良い画像もありますが、架空の線の交点の一つに中央から外れた位置に被写体を置くと、より美しい構図の写真になることが多いです。
お勧めの設定
日中の撮影であれば、絞りをF22程度まで小さくしても、非常にシャープで精細な画像を撮ることができます。
水の動きや、人や鳥の動きを撮影する場合は、フィルターを使って光量を減らし、シャッタースピードを調整します。
水は最低でも2秒以上、動物や人の動きは1/60から選びたいものです。
こうした風景写真には必ず三脚を使用してください。
おすすめ機材
明るいところではフレアを防ぐために必ずレンズフードを使用してください。
また、反射を抑えて空を浮かび上がらせるために、ニュートラル・デンシティ・フィルターや偏光フィルターを使用することもできます。
非常にシャープな写真を撮りたい場合や、動きのある写真を撮りたい場合には、三脚が不可欠です。
また、アングルを試すために(風景を地面から撮影するなど)、豆電球があると便利です。
フラッシュを使用すると、至近距離の影の部分を照らすことができます。
おわりに
風景写真は写真家にとって本当に人気のあるものですが、その理由は難しくありません。
忍耐力があれば、適切な照明条件を待つ必要があるかもしれませんし、条件が整わないこともあるでしょう。
風景写真家の中には、何時間もかけて1枚の素晴らしい写真を撮り続ける人もいます。
根気よく練習すれば、自分の手で印象的な写真を撮ることができるようになります。