医療現場では、MDからDO、MRIからMRE、CTとCATスキャンの違いなど、略語がよく使われます。
小児病院でよく使われる略語に、NICUとPICUがあります。
NICUはNeonatal Intensive Care Unitの略で、新生児の治療のみに特化した病院のエリアです。
PICUはPediatric Intensive Care Unitの略で、子供たちが最高レベルの質の高い小児医療を必要とするときに連れて行かれる場所です。
Neonatal = Newborn
NICUは高度な技術と訓練された医療従事者を組み合わせて、最も小さな患者に特化したケアを提供します。
NICUに入院する赤ちゃんの多くは以下の通りです。
- 未熟児(妊娠37週以前に生まれた)
- 低出生体重児(5.5ポンド未満)
- 特別なケアを必要とする病状を持っています。
米国では約50万人の赤ちゃんが早産で生まれ、その多くが低体重児です。
カピオラニ・メディカル・センター・フォー・ウィメン & チルドレンには、年間約1,000人のハワイで最も小さく、最も弱い立場にある乳児が治療を受けており、同医療センターのNICUでは1日平均73人の赤ちゃんが治療を受けています。
双子や三つ子などの多胎児は、単胎児よりも早く、小さく生まれる傾向があるため、NICUに入院することがよくあります。 ハワイ初の五つ子は、2015年の秋にカピオラニで生まれました。 5人の乳児はクリスマス前に退院し、元気に過ごしています。
心臓病、感染症、先天性欠損症などの病状を持つ赤ちゃんも、NICUでケアされます。
NICUには、病気ではないが専門的な看護が必要な赤ちゃんのための中間ケアや継続ケアのエリアがある場合もあります。
Pediatric = 子ども
PICUは、病気の子どもに最高レベルの医療を提供する病院のセクションです。
重症で集中治療を必要とし、病院のメインフロアでは医療ニーズを満たせない子どもたちがPICUを利用します。
- ぜんそくによる重度の呼吸障害。
- 重篤な感染症。
- 特定の心臓病。
- 糖尿病の合併症。
最初は医療センターの内科・外科フロアでケアされるほど安定していても、重症化するとPICUに移される子もいるでしょう。
大手術の後、多くの子供たちは数日間PICUで世話をすることになります。
カピオラニ病院のPICUには、毎年500人近くの子供たちが入院しており、1日平均11人の患者が入院しています。
カピオラニ医療センターは最近、新しいダイアモンドヘッドタワーをオープンしました。そこにはNICUが拡張され、以前の8,000平方フィートのスペースの5倍にあたる40,000平方フィートのフロアがあります。
NICUには70室の個室があり、別のフロアにあるPICUには14室の個室があります。
これらの広い個室の集中治療室には最新の技術が導入されており、両親や介護者の宿泊を可能にすることで、家族を中心としたケアを促進しています。 家族がケアに関わることで、患者の回復が早くなるという研究結果もあります。
カピオラニ社のダイヤモンド・ヘッド・タワーの各部門や特徴については、こちらをご覧ください
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