背景。 Pseudomonas aeruginosaは複雑な尿路感染症を引き起こす重要な泌尿器系病原体である。 我々は単一施設における緑膿菌による複雑な尿路感染症の臨床的特徴を調査した。
方法。 尿路に基礎疾患があり,尿から分離された緑膿菌が104 colony forming unit(CFU)/mL以上で尿路感染症と診断された患者を対象とした。 それらの患者を対象に、感染リスク要因、抗菌薬の使用を含む治療方法、尿路カテーテルの有無、発熱性感染症と尿路カテーテルの関係などを分析しました。 さらに,緑膿菌に対する各種抗菌薬の感受性についても検討した。
結果。 76名の患者(男性59名,女性17名)を対象とした。 尿路系基礎疾患の中では膀胱腫瘍が最も多かった(42.1%)。 尿路カテーテルを留置していた39名のうち、26名(66.7%)が高熱を発し、カテーテルを留置していなかった37名(40.5%)に比べて高率であった。 7名の患者が抗がん剤治療を受けており、周術期に緑膿菌による尿路感染症が31例発生した。 Piperacillinはこの2年間で緑膿菌に対して低い感受性を示した(P < 0.05)。
結論。 今回の結果から、尿路カテーテルを導入している患者は、導入していない患者に比べて発熱の発生率が高いことがわかった。 したがって、緑膿菌の抗菌治療だけでなく、カテーテルの管理も改善していかなければなりません。
結論:今回の結果から、尿路カテーテルを使用している患者は、使用していない患者に比べて発熱が高いことがわかりました。