2019年の固定資産税が予想していたほど高くなかったとしても、あなただけではありません。 ATTOM Data Solutions社のデータによると、2019年の一戸建て住宅の平均固定資産税は3,561ドルで、2018年の平均固定資産税3,498ドルからわずか2%の上昇にとどまりました。
米国内の8,600万戸以上の一戸建て住宅を対象とした固定資産税分析によると、2019年に一戸建て住宅に課税された固定資産税は総額3,064億ドルで、2018年の3,046億ドルから1%増加し、一戸建て住宅あたりの平均税額は3,561ドルで、実効税率は1.14%となりました。
固定資産税の実効税率とは、ある年に固定資産税として支払われた不動産の価値(評価額または場合によっては推定市場価値)の割合のことです。
本レポートでは、全米の州、メトロ、郡レベルの郡税務署から収集した固定資産税データと、自動評価モデルを用いて算出した一戸建て住宅の推定市場価値を分析しました。
ATTOM Data Solutionsのチーフプロダクトオフィサーであるトッド・テタ氏は、住宅所有者に課せられる固定資産税は2019年に全米のほとんどの地域で再び上昇したものの、全米での上昇幅は過去3年間で最小だったと述べています。 同氏はこれを「学校や地方自治体のサービスを支援するために、市や町、郡が不動産所有者をどれだけ叩くかを締め付けるために、より強力な手段を講じていることの表れ」としています。
テタ氏は、「地方自治体や教育システムの資金調達方法に大きな変化がなければ、良い学校やその他のサービスへの要求が、固定資産税に上昇圧力をかけ続けるでしょう」と述べています。 しかし、バランス的には、2019年は全国の納税者にとって比較的穏やかな年でした」
最も低い固定資産税の税率
固定資産税の実効税率が最も低い州は、ハワイ(0.
その他、固定資産税の実効税率が低いトップ10の州は、テネシー(0.
今回分析した220の都市圏の中で、固定資産税の実効税率が最も低かったのは、アラバマ州ダフネ(0.33%)、ホノルル(0.35%)、アラバマ州モンゴメリー(0.
固定資産税の実効税率が高い州
固定資産税の実効税率が高い州は、イリノイ州(2.22%)、ニュージャージー州(2.19%)、テキサス州(2.11%)、バーモント州(2.11%)、コネチカット州(2.04%)でした。
本レポートで分析した人口20万人以上の220都市圏の中で、固定資産税の実効税率が最も高かったのは、ニューヨーク州ビンガムトン(3.11%)、ニューヨーク州シラキュース(3%)、イリノイ州ロックフォード(2.
本レポートで分析した220の都市圏のうち、平均固定資産税が全国平均の2%を上回ったのは123(56%)で、その中にはアトランタ(9%増)、フェニックス(9%増)、マイアミ(5%増)、ワシントンD.C.(4%増)、ボストン(4%増)などが含まれています。
その他、平均固定資産税が全米平均を上回った主要都市は、デトロイト(9%増)、テキサス州オースティン(9%増)、デンバー(8%増)、ラスベガス(7%増)、ノースカロライナ州シャーロット(5%増)などでした。
一戸建て住宅が1万棟以上ある米国の1,448の郡の中で、一戸建て住宅の平均固定資産税が最も高かったのは、主にニューヨーク都市圏で、ニューヨーク州ウェストチェスター郡(18,103ドル)、ニューヨーク州ロックランド郡(13,048ドル)、カリフォルニア州マリン郡(12,250ドル)、ニュージャージー州エセックス郡(12,206ドル)、ニュージャージー州ナッソー郡(11,952ドル)などでした。
固定資産税の請求額が定まっているとは思わないでください。
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