Photo courtesy of Big Sky Balloons

全米で組合員が減少しているにもかかわらず、ニューヨーク市はこの傾向に逆らい続けています。 組合に所属する市の労働者の数は、過去3年連続で増加しており、全労働者の21.5%から2016年には25.5%に増加しています。 このように組合員が増えたことで、市の住民は組合のシンボルである「ネズミのスキャビー」をより身近に感じるようになりました。 この巨大なネズミは、鋭い出っ歯とギョロっとした赤い目が特徴で、何十年もの間、ニューヨークや全米で行われている組合の建設抗議デモの定番となっています。


Union rat balloons courtesy of Big Sky Balloons

40年以上にわたり、ニューヨークの労働組合は抗議のシンボルとしてネズミを使ってきました。 ストライキの際に組合員の代わりに働いていた労働者は、歴史的に「ラット」や「スキャブ」と呼ばれていたため、この呼び名の由来となっています。 膨らませたネズミを抗議活動に使ったという記事は、1976年にニューヨーク・タイムズ紙に掲載された衛生局員のストライキに関する記事が最初です。

この威嚇的なネズミをデザインしたのは、Big Sky Balloons and Searchlights Inc.を経営するPeggy and Mike O’Connor夫妻です。

ペギーさんとマイクさんは、ネズミをデザインしたBig Sky Balloons and Searchlights Inc.のオーナーで、イリノイ州を拠点としています。 このアイデアは、国際ブリックレイターズ&アライドクラフツワーカーズユニオンの第1地区協議会の主催者であるケン・ランバートとドン・ニュートンが最初に提案したものでした。 マイクと主催者は、”もっといかついのがいい “と言い合っていました」とペギー。 マイクと主催者は、”もっと鼻息が荒いほうがいい “と言い合っていました。 それ以来、「スキャビー」のデザインは変わっていません。


Fat cat balloon courtesy of Big Sky Balloons

オリジナルのScabbyデザインが最も人気がありますが、O’Connors夫妻は、労働組合が採用する様々な抗議用バルーンを開発しました。 Scabbyには現在7種類のサイズがあり、6フィートのネズミは2,585ドル、25フィートのネズミは9,295ドルです。 また、Big Sky Balloons社では、「太った猫」、「貪欲な豚」、「組合員の虫」など、スキャビーをカスタマイズすることもできます。 2011年、全米労働関係委員会(National Labor Relations Board)は、「スキャビー」は憲法修正第1条で保護された象徴的な言論であると判断しました。 その後、2014年にはブルックリンの連邦判事が、地元の労働組合が抗議活動でスキャビーを使用する権利を支持しました。 現在、Scabby(ツイッターアカウント「ScabbyTheRat」を開設)は、ストライキや抗議活動、また組合がメッセージを発信したい場所の外で見かけることがあります。

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タグ : 労働組合, Scabby the Rat

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