これまでパンや米の健康面について説明してきましたが、これらはおいしくて栄養価が高く、炭水化物というレッテルを貼られがちな「悪いもの」ではないという点で一致しています。 しかし、パスタも適度な量であれば健康に良いのではないか、ひよこ豆やズードル、ソバなどの代替パスタはどうなのか、気になりますよね。
全粒粉パスタ、つまりふすまや胚芽を取り除いていない全粒粉の小麦から作られたパスタには、食物繊維、マンガン、ビタミンB群、リン、鉄分が多く含まれています。 一方、ふすまや胚芽を取り除いた精製パスタは、全粒粉パスタに比べてビタミンやミネラルの含有量が少なく、食物繊維の含有量も約半分となるため、栄養価が低い場合があります。 しかし、例外もあります。時には、消化器系にやさしい食品が必要になることもあり、その場合は精製パスタの食物繊維の少なさが役に立ちます。 例えば、胃腸障害がある場合や、持久系アスリートで大きなイベントやハードなトレーニングを翌日に控えている場合(食物繊維の少ないものが必要)などが挙げられます。
その他の消化器系の問題について
クライアントからよく聞くのは、パスタを食べると膨満感があって気持ちが悪いとか、パスタを食べるとすぐに「5キロ太った」というものです(絶対にそんなことはありません)。 これは、パスタに含まれる炭水化物、グルテン、またはその両方が原因だと勘違いされることが多いようです。 通常、問題はどちらでもなく、ほとんどの人がグルテンを正常に消化できるのですが、問題はもっと大きな視点です。 パスタはレストランでも、家でも、かなりの量が提供され、食事の「メインイベント」となります。 しかも、精白されたパスタは、食物繊維が少なく、タンパク質も少ないため、満足感を得るためにはもっと食べたいと思ってしまいます。
パスタや一般的な炭水化物の制限は、これらの食品を「我慢」して食べたときに膨満感を感じるもう一つの大きな理由です。 食事制限をすると暴飲暴食をしてしまうことが多く、「今だけはこの食べ物を食べてもいい、今後は食べない」というオールオアナッシングの考え方と相まって、パスタのような食べ物を過剰に摂取してしまうことが多く、それが膨らみの原因になっているのです。 しかし、パスタ自体が問題なのではなく、乱れたダイエット思考や制限に対する生理的反応が問題なのです。 炭水化物を制限すると水太りが解消されるのは、体内に蓄積された炭水化物が水分と一緒に排出されるからだということも重要です。 炭水化物が消費され、体が炭水化物を補給できるようになると、炭水化物と一緒に水分も蓄えられるため、膨満感が生じるのです。
WHAT KIND OF PASTA SHOULD YOU CHOOSE?
食生活にメリハリをつけて、新しい食材にチャレンジすることは、健康の目標達成につながります。
ヒートパスタ(全粒粉、白)
最も一般的なパスタで、全粒粉タイプと精製された白タイプがあります。 全粒粉のパスタはナッツのような風味があり、白のパスタはよりマイルドです。 全粒粉パスタに含まれる食物繊維は白粉パスタの約2倍で、これにより全粒粉パスタは血糖値の上昇が少なく、腹持ちが良くなります。
豆ベースのパスタ(キクイモ、黒豆、レンコン、ムング豆)
これらのパスタは食物繊維とタンパク質の優れた供給源であり、通常、全粒粉パスタの約2倍のタンパク質と食物繊維を含んでいます。
これらのパスタは食物繊維とタンパク質に優れており、通常、全粒粉パスタの約2倍のタンパク質と食物繊維を含んでいます。 例えば、野菜炒めとペストソースを添えたレンズ豆のパスタや、トマトソースと蒸し野菜を添えたひよこ豆のパスタなどは、菜食主義者や、平日の夜に手早く食事を済ませたい人に最適なメニューです。
代替穀物のパスタ(バクワーツ、蕎麦、キヌア、米)
これらはグルテンフリーなので、セリアック病の方にもお勧めです(小麦粉が使われている場合は別ですが、必ずラベルを確認してください!)。
VEGGIE NOODLES (ZUCCHINI NOODLES, ETC)
炭水化物や穀物を控えるダイエット法の流行もあり、「ズードル」をはじめとするスパイラル状のベジヌードルが流行しています。 野菜の摂取量を増やしたい人や、セリアック病(グルテンが食べられない病気)の人にとって、ズードルは食事の一部として役立ちます。
The BOTTOM LINE
パスタは、体だけでなく心にも栄養を与えてくれる快適な食べ物です。 もしパスタが健康に良くなかったら、イタリアのような国全体が健康危機に陥っているかもしれませんし、友達と一緒にのんびりとカチョ・エ・ぺぺを食べることもないでしょう。 何事にも言えることですが、大切なのはバランスです。 パスタには、良質なたんぱく質とたっぷりの野菜を加えて、バランスのとれた食事にしましょう
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